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ハブちゃん編

GitHubは、エンジニアの道具でしょ? もうそうとも言い切れません。

生成AIがコードを書いたりサイトを作ったりする時代になって、 GitHubは"エンジニアだけの専門ツール"じゃなくなりつつあります。 開発サポート委員のハブちゃんが、基本のキから 実際の活用まで、じっくり教えます。

🐙
Manga

漫画で ざっくり予習

「ハブちゃん、結局なにがいいの?」 読み物が苦手な人も、まずは漫画でざっくり把握。

GitHubちゃんのGitHub入門①。GitHubって結局なに?、なぜ非エンジニアにも便利?、公開と非公開の注意を漫画で説明
① GitHubって結局なに?
GitHubちゃんのGitHub入門②。コミットとプッシュの違い、生成AI時代でますます大忙し、ブランチとプルリクエスト、Issueとコンフリクトを漫画で説明
② コミット・プッシュ・チーム開発の基本
Chapter 1

「GitHub」って 結局なに?

一言でいうと、 変更履歴を全部記録してくれる、共同作業のためのファイル置き場 Googleドライブに近いけど、もうちょっと賢いんです。

これまで(メール添付・共有フォルダ)

📁 バラバラに散らばる

  • 「final」「final2」「本当にfinal」…ファイル名で履歴管理
  • 誰が・いつ・どこを変えたのか、あとから追えない
  • 古いバージョンに戻したくても、上書きされて戻せない
  • 気づいたら違う人が違うバージョンを編集している
これから(GitHub)

🐙 変更履歴が全部残る

  • 「いつ・誰が・何を変えたか」が自動で記録される
  • 気に入らなければ、いつでも前の状態に戻せる
  • 複数人が同時に作業しても、変更を安全に合流できる
  • コードだけでなく、タスク管理(Issue)も同じ場所でできる

「Git」と「GitHub」、 そして「リポジトリ」って?

Git(ギット)……変更履歴を記録する"仕組み"そのもの。パソコンの中だけでも使えます。 GitHub(ギットハブ)……そのGitをインターネット上で使えるようにしたサービス。みんなで同じプロジェクトを見たり、共有したりできる場所です。 そして、プロジェクトのひとまとまり(フォルダ全体)のことを「リポジトリ(repository、略してrepo)」と呼びます。「このリポジトリ見て」と言われたら、「このプロジェクトフォルダ見て」というのとだいたい同じ意味です。

Chapter 2

なぜ 非エンジニアこそ 使うといいのか

「コードなんて書かないし関係ないかな」と思う人ほど、 実は知っておくと得します。

ハブちゃん(GitHub)
GitHub (Habu-chan)

ハブちゃん

Repository Issue Pull Request GitHub Pages

生成AIでサイトやアプリを作ってもらう場面が増えた今、 その成果物の置き場所として、GitHubがほぼ標準になっています。 開発サポート委員のハブちゃんが、その理由を教えてくれました。

🤖 AI時代の標準の置き場所

ChatGPTやClaude、Cursorに作ってもらったサイトやアプリの置き場所として、GitHubが定番になっています。実はこの花のAI学園自体も、GitHubに置かれたコードが自動で公開される仕組みで動いています。

💻 自宅でも会社でも、同じリポジトリで

ファイルがGitHubにあれば、どのパソコンからでも最新版にアクセスできます。USBメモリやメール添付でファイルを持ち歩く必要がなく、「あれ、どのバージョンが最新だっけ」も起きません。

📄 コードだけじゃない、なんでも保存できる

「GitHub=コードを置く場所」と思われがちですが、実際はどんなファイルでも置けます。WordやExcelの資料も同じように変更履歴を追えるので、パソコンのフォルダをファイル名でごちゃごちゃにするより、ずっとすっきり管理できます。

🗓 定期的な資料の保管にも便利

毎月・毎年つくる報告書やチェックリストを1つのリポジトリにまとめておけば、「去年の資料どこだっけ」がなくなります。過去のバージョンもすべて履歴に残るので、あとから見返すのも簡単。

🔄 壊れても、いつでも戻せる

変更履歴が全部残っているので、「さっきの方が良かった」というときに前の状態に戻せます。上書きでどんどん過去が消えていくWordやExcelとは違うところ。

📋 タスク管理も同じ場所で

「Issue(イシュー)」という機能で、バグ報告や機能要望を1件ずつ記録・管理できます。エンジニアと非エンジニアの伝言ゲームが減ります。

🌐 無料で"公開する場所"にも

GitHub Pagesという機能を使えば、置いたファイルをそのままWebサイトとして公開することも可能。ノーコード派でも触れておいて損はありません。

⚠️ ただし、動画や大量の画像のような巨大なファイルはちょっと別の話。 GitHubは大きなバイナリファイルの扱いが得意ではなく、無料枠にもファイルサイズの上限があります。 「重い素材」はGitHub以外のストレージと使い分けるのがおすすめです。

Chapter 3

公開非公開、ここだけは注意

便利さの話ばかりしてきましたが、ここだけは必ず押さえてほしいポイントです。

Important

見られたくないものは、 基本的に「非公開(Private)」に。

GitHubのリポジトリには 公開(Public)非公開(Private) の設定があります。 公開にすると、世界中の誰でもそのファイルを見られる状態になります。

個人情報が入った資料、社外秘の書類、パスワードやAPIキーのようなもの—— 他人に見られたくないものは、迷ったら非公開にしておくのが安全です。

リポジトリを作るときに公開範囲を選べるので、最初に必ず確認する癖をつけましょう。 あとから公開⇄非公開を切り替えることもできますが、一度公開してしまった内容は 誰かに保存・コピーされている可能性がある、という点も覚えておいてください。

Chapter 4

コミットプッシュ、なにが違うの?

ここが初心者がいちばんつまずくポイント。 ゆっくり説明します。

STEP 1 📝

作業する(ローカル)

自分のパソコンの中で、ファイルを書いたり直したりする段階。この時点では、まだ自分のパソコンの中だけの話。

STEP 2

コミットする(区切りを記録)

「ここまでの変更を、ひとつの区切りとして記録すること」。自分の作業ノートに下書きを保存するイメージです。

STEP 3 🚀

プッシュする(GitHubに反映)

その記録を、みんなが見られる場所(GitHub)にアップロードすること。ノートの下書きを先生や仲間に「提出」するイメージです。

たとえば、とある1日の作業 🗓

コミットしただけでは、 まだ誰にも見えていません

「コミットしたので送りました!」と勘違いして、実はプッシュを忘れていた……というのは、 初心者だけじゃなく、AIツールを使う人でもたまにやってしまうあるあるミスです。 プッシュして初めて、変更がGitHub上のみんなに見える状態になります。

❌ よくあるミス

コミットとプッシュを混同

  • コミット=送信だと思って、プッシュを忘れる
  • 逆に、ちょっと直すたびに毎回プッシュする
  • 1日の作業を、ぜんぶまとめて1コミットにする
🌸 おすすめのリズム

コミットはこまめに、プッシュは区切りで

  • コミットは、作業の区切りごとにこまめに(セーブ感覚)
  • プッシュは、その日の作業の終わりにまとめて
  • 「今日はここまでやった」が、1回のプッシュになるイメージ
Chapter 5

生成AI時代、ハブちゃんは かつてないプッシュ量 にみまわれている

開発サポート委員として学園のリポジトリを預かるハブちゃんは、 今、これまでにない忙しさに直面しています。

Not Many People Know This

1日に何十回もプッシュが飛んでくる、 それが今のハブちゃんの日常

CursorやGitHub Copilot、Claude Codeのようなツールが、コードを書くだけじゃなく コミットやプッシュまで自動でこなすようになって、開発のスピードが 人間だけの時代とは比べ物にならないくらい上がっています。

リポジトリ管理からプルリクエストのレビュー、CI/CD(変更を自動でチェック・公開する仕組み)まで、 ハブちゃんは休む間もない状態です。ただし、コードそのものを書いているのはハブちゃんではなく、 AIツールを使う開発者たち。ハブちゃんは、そこから飛んでくるプッシュを受け止めて整理する係なんです。

ここで大事な話があります。AIが速く書けるようになったからこそ、 「AIが書いたコードが本当に正しいか、人がちゃんと確認する」というステップの価値は、 逆に上がっているんです。それを担うのが、次に紹介する「プルリクエスト」という仕組みです。

Chapter 6

開発への活用(初級〜中級

ここからは、実際にチームで開発するときによく出てくる言葉を、 図解つきで順番に紹介します。

🌿

ブランチ(branch)

初級

本編(main)をいきなり書き換えず、「試し書き用の分岐」を作って作業する仕組み。 うまくいったら本編に合流(マージ)させ、失敗したらそのまま捨てられます。

本編(main) 試し書き用ブランチ 合流(マージ)
🙋

プルリクエスト(PR)とレビュー

初級

ブランチでの作業を「これ、本編に取り込んでいいですか?」と提案するのがプルリクエスト その中身をチェックしてコメントを付けるのがレビュー AIが書いたコードほど、この確認ステップが大事になります。

STEP 1 🌿

ブランチで作業

本編を汚さずに、変更をひとまとまり作る。

STEP 2 🙋

プルリクエストを出す

「この変更、本編に取り込んでいい?」とレビューを依頼。

STEP 3

レビューOK → マージ

中身を確認してもらえたら、本編に合流して完了。

📋

Issue(イシュー)

初級

「このバグを直したい」「この機能がほしい」を1件ずつ記録するタスク管理の場所 コードのやり取りと同じ場所で管理できるので、伝言ゲームが減ります。

コンフリクト(conflict)

中級

複数人(AI含む)が同時に同じ場所を変更すると起きる「どっちを採用すればいい?」の状態。 焦る場面だけど、仕組みが分かれば怖くありません。

Save → Share → Build

GitHubは、 みんなの道具 になりつつある。

コミットとプッシュの違い、ブランチやプルリクエストの考え方さえ押さえておけば、 非エンジニアの人でも十分に会話についていけます。 生成AIと一緒にものづくりをする今だからこそ、 ハブちゃんと一緒に「壊れても戻せる」安心感を、あなたの作業にも取り入れてみませんか。

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