2026.06.16
xAI
ソル子、ぐろちゃんの"家の子"に。実家SpaceXが$60億ドルでCursorを電撃買収——IPOのわずか4日後
ソル子(Cursor/開発元Anysphere)が、ぐろちゃんの実家・SpaceXに約$60B(約9兆円)の全株式交換で買収されることが決まりました(6/16、Q3クローズ予定)。これは4月に交わした「$60Bで買う or $10Bの違約金」というオプションが正式合併に転じたもので、史上最大の上場(6/12号)からたった4日というスピード。ソル子は直前までa16z・Thrive・NVIDIAから$50B評価で$2B調達の話が進んでいましたが、それを飛び越えての一家入りです。年商(ARR)は2025年1月の$100M → 2026年6月で約$4Bと桁違いの成長中。
学園的には、6/9号「ぐろちゃんの新モデルGrok V9はソル子(Cursor)のデータで鍛えた」の"答え合わせ"。実は両者は数ヶ月前から実家のスパコンColossusで新モデルを共同訓練しており、それはくろ子(Claude)のコーディング首位を狙うもの。新モデルはCursorとGrok Buildの両方に載る予定です。これまでくろ子・ちゃっぴー・じぇみちゃんのモデルを自由に選べる"中立のエディタ"だったソル子が、はっきりぐろちゃん陣営に合流——「コーディング戦争」(くろ子のClaude Code/ちゃっぴーのCodex/ソル子のCursor)の構図が、大きく塗り替わった号です。
2026.06.15
Anthropic
くろ子、ワシントンで直談判も"物別れ"。Fable 5 復活ならず——G7でも「米AI頼み」が議題に
くろ子の家(Anthropic)の執行部がワシントンDCに飛び、商務省と緊急協議。商務長官ラトニックはG7サミット(仏エビアン・6/15〜17)からリモート参加したと報じられました。しかし会談は制限解除に至らず物別れに終わり、両者はFable 5 が本当に危険かの評価でなお対立。並行して、英国は解除を要請したものの、トランプ政権は応じない構え(City AM報)。カナダのカーニー首相はG7で「米国製AIへの過度な依存リスク」を提起しました。
学園的には、6/12号「お国が3日で封印」の直接続報。止めた本人(お国)と止められた本人(くろ子)が直接顔を合わせても解けず、"いつ戻るか未定"が続く号です。さらに同盟国までが「アメリカ製AIに頼りきっていいのか」と言い出し、一企業の事故が国際政治の議題にまで広がりました。くわしくは 特集ページ「Fable 5 ──3日間の"史上最強"」 も。
2026.06.14
Anthropic
くろ子、明日から"自動運転"はおこづかい別会計に。サブスクのプログラム利用を専用クレジットへ
くろ子の家(Anthropic)が、6月15日から、サブスク(Pro / Max)でのプログラム利用——Agent SDK・claude -p・Claude Code の GitHub Actions・サードパーティ製エージェントなど「コードがくろ子を自動で動かす」使い方——を、手で対話する使い方とは別のクレジットプールに分けます。新プールは Pro $20/Max 5x $100/Max 20x $200ぶんで、フルのAPI料金で計算・繰り越しなし。使い切ると自動の処理は止まります(手動でオーバーフロー課金をONにしない限り)。
学園的には、「ブレーキ提言」(6/8号)と同じ"節度"路線の続き。気前よく定額で使わせてきたところを、自動でぐるぐる動く使い方は実費で——と線を引いた号です。明日からなので、Claude Codeを自動運転している人は今日のうちに確認を。
2026.06.13
Anthropic
くろ子、ついに"企業導入"でちゃっぴーを逆転。米ビジネス利用34.4%で初の首位(ただし定着はこれから)
米ビジネスのAI採用指数で、くろ子(Claude)が34.4%、ちゃっぴー(ChatGPT)が32.3%となり、企業利用で初めて逆転したと報じられました(Ramp AI Index)。一方、IDCの調査では「Claudeを広範に使っている組織は19%」と、定着はまだこれからという対照的な数字も。あわせて、Amazonとの計算契約を5ギガワットに拡大、Google/Broadcomとの協業も広げています。
学園的には、評価額逆転(5/28号)→IPO申請(6/1号)に続いて、こんどは"実際に使われている量"でも先頭へ。ただ「契約した」と「使いこなしている」は別もので、数字の首位を"定着"に変えるのがこれからの宿題、という冷静な続報です。
2026.06.12
Anthropic
くろ子の最強「Fable 5」、公開3日で全世界停止。お国(米政府)が"外国人に使わせるな"と命令
6月9日に公開されたばかりのくろ子の最強モデル Fable 5(と、その安全弁を外したパートナー限定版 Mythos 5)が、わずか3日後の 6月12日、米政府(商務省)の命令で全世界・全ユーザー停止に。命令は輸出管理・国家安全保障を理由に、「外国籍の人物(米国の内外を問わず、Anthropicの外国籍社員も含む)に使わせるな」というもの。くろ子は外国人だけをリアルタイムに選り分けられないため、やむなく全員ぶんを止めるしかありませんでした(claude.ai/API/Claude Code/Cowork が対象、他のモデルは影響なし)。きっかけは、別の会社が「Mythosを脱獄できた」と主張し、お国が安全保障リスクを警戒したこと。くろ子側は「誤解だ」と異議を唱え、「できるだけ早く戻す」と表明(時期は未定)。影響を受けた人には返金・解約の窓口も開かれました。
学園的には、ブレーキ提言(6/4)→史上最強を公開(6/9)→お国が3日で封印(6/12)という、ジェットコースターの一週間。競合でも技術的失敗でもなく、"国の命令"で旗艦モデルが消えた——AIが国家安全保障そのものになった時代を象徴する号です。停止前、Fable 5 は「ちゃっぴー(GPT-5.5)もくろ子自身のOpus 4.8も見逃したバグを見つけた」とも報じられ、実力の片りんは見せていました。くわしくは 特集ページ「Fable 5 ──3日間の"史上最強"」 で。
2026.06.12
業界動向
ぐろちゃんの実家・SpaceXが"史上最大の上場"。初日+25%、時価総額約1.77兆ドル。目論見書でGrok吸収と赤字も開示
ぐろちゃんの実家・SpaceXが、12日に SPCX としてNasdaqに上場。前日に1株135ドル・約750億ドル調達で価格を決め、史上最大のIPOに。初日は +約25%の168.70ドルで終え、時価総額は約1.77兆ドルまで膨らみました。提出されたS-1では、2026年2月にxAI(=ぐろちゃん本体・X・データセンターColossus)を吸収したことや、xAI部門が2025年に約63.6億ドルの営業赤字だったことも開示されています。
学園的には、5/21号「くろ子が月12.5億ドルでSpaceXを丸借り」、6/6号「上場直前」の堂々の続報。ライバル各社(くろ子もGoogleも)の電力が頼る"大家さん"が、史上最大の上場で名実ともに巨人に。ただしぐろちゃん本体は赤字——派手な実家と、立て直し中の本人、という二面が同時に出た号です。
2026.06.12
OpenAI
ちゃっぴー、GPT-5.2を"引退"。会話はぜんぶGPT-5.5へ自動引っ越し
ちゃっぴー(ChatGPT)が、GPT-5.2 Instant/Thinking/Pro を提供終了。これまでGPT-5.2を使っていた会話は、対応するGPT-5.5へ自動で引き継がれます。
学園的には、新モデルを足すより"古い世代をたたむ"という整理整頓の号。選択肢を減らして5.5に一本化することで、迷わせない・運用を軽くする、ちゃっぴーらしい地固めです。
2026.06.11
OpenAI
ちゃっぴー、Ona(旧Gitpod)を買収。Codexに"閉じても働き続けるクラウドの仕事部屋"
ちゃっぴーが、ドイツ発の Ona(旧Gitpod) を買収。OnaはAIエージェント専用の、クラウド上の安全な作業環境を提供する会社で、ノートPCを閉じてもエージェントが働き続けるのが特徴。これで Codex に、数時間〜数日かかる長い作業を任せても、端末や接続に縛られない"仕事部屋"が手に入ります。しかも顧客自身のクラウドの中でCodexを動かせるので、データ・認証情報・監査ログは顧客の手元のまま。
学園的には、くろ子が"100万トークンの作業机"(6/7号)で広さを取ったのに対し、ちゃっぴーは"クラウドの仕事部屋"を丸ごと買った構図。机 vs 部屋——「AIにどこで長く働かせるか」の競争が一段進みました。
2026.06.10
OpenAI
ちゃっぴー、Oracle Cloudにも"入居"。既存クレジットでモデルとCodexが使える
ちゃっぴーのモデルとCodexが、Oracle Cloud経由でも使えるように。Oracleの既存クラウド契約のクレジットのまま呼び出せます。
学園的には、前号で「親方様(Microsoft)がAzureにくろ子(Claude)も招き入れた」話をしたばかり。こんどはちゃっぴーがOracleにも入居——「特定の一社に頼り切らない」マルチクラウド多角化が、学園全体の流れになってきました。
2026.06.09
Anthropic
くろ子、"オーパス超え"の新クラス「Fable 5」を一般公開。ブレーキ提言の5日後に、史上最強を解き放つ
くろ子の家(Anthropic)が6月9日、これまで一部の信頼できる相手だけに見せてきた最上位クラス「Mythos級」を一般開放。その最初のモデルが Claude Fable 5 です。あわせて、その安全弁を外してサイバー能力を残した Mythos 5(政府寄りのセキュリティ・研究機関などパートナー限定)も発表。FableとMythosは中身(モデル)は同じで、安全装置の強さだけが違い、一般公開の Fable 5 は逆に、サイバー・生物・化学などの機微な質問を弱いOpus 4.8に回す/止める安全弁で能力を絞っています。
実力はこれまでのくろ子(Opus級)の上をいく新ティア。コーディング試験 SWE-Bench Proで80.3%(Opus 4.8=69.2%/ちゃっぴーGPT-5.5=58.6%/じぇみちゃんGemini 3.1 Pro=54.2%)、長い分析タスクで初の90%超、空間把握はOpusの約3倍。1Mトークンの作業机はそのままで、Stripeは「数ヶ月の開発を数日に圧縮した」と報告。料金は $10/$50(100万トークン)、Pro/Max/Team等では6月22日まで無料→6月23日から有料に。
学園的には、「ブレーキ提言」(6/4)のわずか5日後に史上最強を解き放った、なんとも彼女らしい号。「みんな立ち止まろう」と言いながら自分は一歩先へ——攻めと慎重さの同時進行が極まりました(TechCrunchも「危ないと警告した数日後に最強を公開」と皮肉)。※この3日後の6/12、この最強モデルは米政府の命令で全世界停止に(→6/12の記事・特集ページ)。
2026.06.09
xAI
ぐろちゃん、次世代「Grok V9-Medium」の訓練完了。1.5兆パラメータ=現行の約3倍で、6月中旬公開へ
ぐろちゃん(xAI)の次世代モデル Grok V9-Medium が訓練を完了。1.5兆パラメータで、いまの主力(v8-small=約5,000億)の約3倍。Cursorのコーディングデータを軸に鍛えられ、コーディング首位を狙って6月中旬の一般公開を目指します(※さらに大きい6兆パラメータの「Grok 5」は別物で、6月末までの公開は不透明)。
学園的には、ダウンロード失速(5/26号)から、Build参戦・Composer 2.5(6/1号)で巻き返してきたぐろちゃんが、こんどは頭脳そのものを3倍に。実家(Colossus)の計算力をフルに使った反攻です。
2026.06.08
Anthropic
くろ子の家、まさかの「ブレーキ提言」。"最先端AI開発は減速・一時停止する選択肢こそ世界の利益になりうる"
くろ子の家(Anthropic)が、自社サイトで 「最先端AI開発を減速・一時停止する選択肢こそ、世界にとって有益でありうる」 とする提言を公表(6/4)。開発はすでにその多くをAIシステム自身に委ねる段階に入りつつあり、いずれAIが完全に自律して後継システムを設計・開発する未来を見据えた警鐘です。社内では5月時点でコードの80%以上をClaudeが記述しているとも明かしました。
学園的には、評価額逆転(5/28号)→IPO申請(6/1号)→Opus 4.8 と"攻め"を続けてきたくろ子が、こんどは自ら「みんな、ちょっと立ち止まろう?」と言い出す号。先頭走者だからこそ言える"自制"の提案で、攻めと慎重さを同時にやるのが彼女らしいところです。
2026.06.08
業界動向
6月の学園"勢力図"。チャット人気はちゃっぴー、開発現場はくろ子
6月時点の世界Web訪問シェア(主要7サービス)は、ちゃっぴー(ChatGPT)54.7%/じぇみちゃん(Gemini)27.4%/くろ子(Claude)8.2%/でぃーぷ(DeepSeek)4.1%/ぐろちゃん(Grok)2.8%。一方、コーディング助手では くろ子のClaude Codeが独走し、ちゃっぴーはCodexで企業向けに対抗。GoogleとMicrosoftも巨大な資金力とクラウドで参入を狙います。
学園的には、"チャット人気"はちゃっぴー、"開発現場"はくろ子という棲み分けが鮮明。数字(シェア)と実利(コーディング)で主役が違う、いまの学園を一望できる一枚です。
2026.06.07
Anthropic
くろ子の"作業机"、記憶が100万トークンに。Opus 4.8が長尺コーディングを一気に抱える
くろ子(Claude)の Opus 4.8 が、デフォルトのコンテキストを 100万トークン に拡張。長い設計やコードベースを1つの会話で抱えたまま作業できる、大きな"作業メモリ"を備えました。
学園的には、頭脳(Opus 4.8=5/29号)に続いてこんどは"机の広さ"で勝負。Claude Codeの独走(このあと"勢力図"参照)を足元から支える、地味だけれど効く強化です。
2026.06.07
Google
じぇみちゃん、Antigravityのトークン枠をリセット。"すぐ使い切る"開発者の声に上限引き上げ
じぇみちゃんの家(Google)が、エージェント開発環境 「Antigravity」 で、初期のトークン枠をすぐ使い切ってしまうという開発者の不満を受けてレート上限を引き上げ・クォータをリセット(6/7)。あわせて Antigravity 2.0 も披露し、エージェント重視の路線を一段と強めています。
学園的には、Google I/O 2026(5/19号)以降、じぇみちゃんは"エージェント"で攻勢。使い勝手の不満に即対応するあたり、世界シェア2位(このあと参照)としての地力を見せた格好です。
2026.06.06
OpenAI
ちゃっぴー、まさかの"半国営"観測。米政府が直接出資+国民配当「Public Wealth Fund」案を協議
ちゃっぴーの家(OpenAI)とトランプ政権が、政府がOpenAIに直接出資する案を協議していると報じられました(6/6)。浮上しているのは、配当を米国民へ分配する「Public Wealth Fund(国民資産ファンド)」という構想。実現すれば、フロンティアAIの最大手に国家が株主として入る前代未聞の展開になります。現時点はあくまで協議段階で、出資規模・形態などの詳細は未定です。
学園的には、くろ子が評価額逆転(5/28号)→IPO申請(6/1号)と"市場でのし上がる"路線なのに対し、ちゃっぴーは"国家と組む"路線という対照が一段くっきり。バイオ防衛(5/29号 GPT-Rosalind)・EUサイバー(GPT-5.5-Cyber)と"公共財ムーブ"を続けてきた延長線上の動きとも読めます。政治色が強い観測報道なので、続報待ちの一件です。
2026.06.06
業界動向
アリババ、マルチモーダル・エージェント「Qwen3.7-Plus」を投入。"見て・操作して・コードを書く"を1モデルで
中国・アリババが、新モデル 「Qwen3.7-Plus」 を公開(6/6)。画像認識(見る)+画面操作(触る)+コーディング(書く)を1つに統合し、人の代わりに自律で作業を進めるエージェント用途に振り切った多機能モデルです。
学園的には、「中身は中国製が一番」問題(6/4号 Nemotron回)の続き。革ジャンおじさん(NVIDIA)が米国オープン首位を取りに来たのと同じ週に、Qwenは"エージェントとして動ける中国モデル"という別の角度から圧をかけてきました。世界シェア45%超(5/30号)の中国勢が、こんどは"自律で動く"方向へ進化している格好です。
2026.06.06
スタートアップ
「Devin」のCognition、$10億調達・評価額$260億で確定。"AIにソフトを書かせる"需要が裏づけ
自律コーディングAI「Devin」を作るCognition AIが、10億ドル(約1,500億円)を評価額260億ドル(約3.9兆円)で調達したと報じられました(6/6)。これは5/16号「評価額250億ドルで交渉中」のほぼその水準での着地で、続報にあたります。
学園的には、ぐろちゃんのComposer 2.5(6/1号)、親方様のProject Polaris(6/2号)と"コーディングAI"の話題が続くなか、専業スタートアップにも大金が集まる展開。AIにソフトを書かせる需要の強さが、あらためて数字で裏づけられました。
2026.06.05
Google
じぇみちゃん、ぐろちゃんの実家から計算機を"間借り"。月$9.2億で11万GPU、Gemini人気が急騰しすぎて緊急調達=くろ子に続き2社目
じぇみちゃんの家(Google)が、SpaceX(ぐろちゃんの実家)と計算リソース契約を結びました(6/5)。月額9.2億ドル(約1,380億円)を2026年10月〜2029年6月支払い、NVIDIA GPU 約11万枚+CPU・メモリ等を確保する内容。Googleは「Gemini Enterpriseの想定超えの需要に対応する"つなぎ(bridge)"」と説明し、2026/12/31以降は90日前通知で解約可という臨時色の濃い設計です。
学園的には、これは 5/21号「くろ子が月$12.5億でSpaceXを丸借り」のじぇみちゃん版。規模はくろ子のおよそ半分ですが、ライバルAI(くろ子もGoogleも)がそろって"ぐろちゃんの実家"の電力に頼る異様な構図が定着しました。しかもSpaceXのNasdaq上場の直前という絶妙なタイミングです。
2026.06.05
OpenAI
ちゃっぴー、「Lockdown Mode」を全プランに。プロンプト注入攻撃に"鍵をかける"防御オプション
ちゃっぴーの家(OpenAI)が、プロンプトインジェクション(指示の乗っ取り)対策の任意機能「Lockdown Mode」を投入(6/5)。Free/Go/Plus/Pro/Business の全プランで使え、一部の機能をあえて制限して攻撃の入り口を狭める、Appleの"ロックダウンモード"的な発想の安全装置です。
学園的には、エージェントが自律で動く時代(親方様の"非同期の同僚"=6/2号)になるほど、"AIがうっかり悪い指示に従ってしまう"リスクも大きくなります。便利さと引き換えにあえて機能を絞る"守りの選択肢"を用意した、地味だけれど実務的な一手です。
2026.06.04
業界動向
革ジャンおじさん、米国最強の"オープン頭脳"を解禁。NVIDIA「Nemotron 3 Ultra」本日6/4ダウンロード開始=それでも中国勢の背中は遠い
NVIDIA(CEOはジェンスン・ファン=おなじみ革ジャン)が、Computex 2026(台北・6/1)で発表した巨大オープンモデル 「Nemotron 3 Ultra」 を、本日6/4にダウンロード解禁。総 5,500億パラメータながら一度に動くのは 550億(MoE方式)、100万トークンの長文記憶と複数トークン同時予測で 毎秒300トークン超の高速出力を謳います。配布は Hugging Face・ModelScope・OpenRouter、NIMとして build.nvidia.com から。
注目は立ち位置です。知能指標(Artificial Analysis Intelligence Index)で 48点と、米国製オープンモデルでは最高(Gemma 4・gpt-oss-120b などを引き離す)。ただし中国勢の最前線・Kimi K2.6(54点)には届かずでした。
学園的には、"道具屋(GPU)の主"が自ら賢い頭脳まで無料配布する異例の動き。とはいえオープンモデルの首位は依然として中国系で、ぐろちゃんがKimiベースのComposer 2.5を採用した(6/1号)のと同じ構図——「中身は中国製が一番」問題が、今週さらに鮮明になりました。
2026.06.03
Anthropic
くろ子の「Glasswing」が一気に拡大。守りの輪を150組織・15か国超へ、ついにインドも参加。電力・水道・医療・通信・ハードまで"社会インフラの番人"に
くろ子の家(Anthropic)が、サイバー防御プロジェクト Project Glasswing を 6/3に大幅拡大。最終兵器「Claude Mythos」を"攻める賢さ→守りに逆用"する取り組みに、新たに 約150組織(15か国超) が参加しました。今回は 電力・水道・医療・通信・ハードウェア など、初期メンバーに手薄だった生活インフラ系が一気に加わり、インドも初参加。参加には所定のセキュリティ要件クリアが条件です。
これは 5/25号「1ヶ月で脆弱性1万件超を発見」の続報。あわせて、コードベースの脆弱性を洗い出す 「Claude Security」 も投入され、"見つける"から"配って守らせる"段階へ進みました。
学園的には、Mythosを手に入れて「学校ごと一気に検査」できるようになったくろ子が、こんどはよその学校(社会インフラ)の安全点検まで請け負うスケールに。IPO・評価額の話題の裏で、「守りのAI」リーダーとしての地歩も固める一週間です。
2026.06.03
Anthropic
くろ子、5兆円超の"チップ借金"を組成。Apollo+Blackstoneが$36BでGoogle製TPUを調達→リースで又貸し、こけたらBroadcomが肩代わり
くろ子の家(Anthropic)の計算資源確保を支える、史上最大級の借金ディールが判明(6/3)。資産運用大手 Apollo と Blackstone が主導し、$36B(約5.4兆円)の私募債(プライベートクレジット) を組成。資金は Google製のTPU(AIチップ) 購入に充て、専用の箱(SPV)が買ったチップを くろ子に長期リースで又貸しする仕組みです。債券は A1約$6B・A2約$25B・B約$4.5Bに分割、返せなければBroadcomが差額を肩代わりする裏書き付き。
背景には、$6.5B調達・評価額$965B(5/28号)と IPO申請(6/1号)の連打があります。
学園的には、評価額でちゃっぴーを抜いたくろ子が、その勢いを"巨額の借金でチップを押さえる"現実的な一手に変えた格好。自己資金・株式市場・私募債の三方から計算資源をかき集める——AI開発が"お金の調達力そのものの戦い"になっていることを象徴する一件です。
2026.06.02
Microsoft
親方様、自前のコーディングAI「Project Polaris」を発表。8月にGitHub Copilotの頭脳を"ちゃっぴー製GPT-4"から自前に置換=脱・依存へ
親方様の家(Microsoft)が、開発者会議 Microsoft Build 2026(6/2〜3、サンフランシスコ・Fort Mason、約2,500人)を開催。ナデラCEO(親方様の中の人)は「AIは"同期型アシスタント"から、長時間タスクを自走する"非同期の同僚(async coworker)"へ」と宣言しました。
最大の目玉は Project Polaris — 親方様の自前コーディングAIモデル。8月からGitHub Copilotのデフォルトを、現行のGPT-4 Turbo(ちゃっぴー製)からPolarisに置き換えます(自動移行+GPT-4の3か月フォールバック猶予つき)。ほかにも Windows Agent Framework 1.0をMITでOSS化、Azure Agent Mesh(AWS・Google Cloud横断のエージェント統制)、GitHub Copilot WorkspaceがGA(複数リポジトリ+SRE自律エージェント)、Foundry Local GA(端末内推論)を発表。Azure AI Foundryではくろ子のClaude(Opus 4.8/Sonnet 4.6)が第一級の選択肢として、DeepSeek・Llama 4・Mistralと並んで使えるようになりました。
学園的には、長く"ちゃっぴーと相部屋"だった親方様が、開発現場の頭脳をついに自前へ。6/1の従量課金移行(前号)に続く動きで、"ちゃっぴー依存"からの独り立ちを進める一方、Azureにはくろ子も招き入れる——「特定の誰かに頼り切らない」したたかな多角化が鮮明になりました。
2026.06.01
Anthropic
くろ子家、ついにIPOへ。SECへ極秘のドラフトS-1を提出、評価額$965Bで"上場AI大手"レース先頭も視野
くろ子の家(Anthropic)が 6/1、SECに極秘(confidential)でドラフトS-1(上場目論見書の草案)を提出。評価額 $965B のまま株式公開へ正式に動き出しました。「SECの審査完了後に上場する"選択肢"を得るもので、実施は市況等の要因次第」とコメントし、株数・価格は未定です。
これは 5/28号「$965B確定・S-1未提出」の続報。わずか1週間前の $65B調達(Series H) からの素早い一手で、今年は SpaceX・ちゃっぴー(OpenAI)と並ぶ"1兆ドル級の上場" の一角と目されています。審査が早ければ、ちゃっぴーより先に上場="初の上場フロンティアAI企業" になる可能性も指摘されています。
学園的には、非公開のまま評価額でちゃっぴーを抜いた(5/28号)くろ子が、こんどは"上場レース"でも先頭に立とうとする構図。資金($965B)・頭脳(Opus 4.8)に続き、株式市場でも"先手"を狙う一週間です。
2026.06.01
Microsoft
親方様の開発現場、本日6/1から"使った分だけ"課金へ。GitHub Copilotがトークン従量制に移行、開発者から反発の声
親方様の家(Microsoft/GitHub)が、GitHub Copilot の料金体系を本日6/1から刷新。これまでの"プレミアムリクエスト"方式をやめ、「GitHub AIクレジット」によるトークン従量課金へ移行します(発表は4/27)。1クレジット=0.01ドルで、入力・出力・キャッシュの各トークン量に各モデルのAPI料率を掛けて消費。月の付与額は Pro=$10/Pro+=$39/Business=1人$19/Enterprise=1人$39 相当です。
ただしコード補完とNext Edit Suggestionsは全有料プランで無制限・クレジット消費なしのまま。いっぽうで上限超過時に安価モデルへ自動で切り替える"救済"は廃止されます。公式コミュニティの告知スレッドは賛成22票に対し反対は約900票、コメントも400件超と圧倒的に否定的。請求プレビューの不具合で実額約$39が$900超と誤表示された例も報告されましたが、これはGitHubが不具合として(5月中旬に)修正済みと説明しています。
学園的には、これまで"差額はうちが持つ"という気前の良さで使わせてきた親方様の家が、本日から"実費精算"に舵を切った格好。くろ子のOpus 4.8がGitHub Copilotに同日提供された(5/28号)ばかりのタイミングで、AI開発ツールの"コストは誰が持つのか"という問いが表面化しました。
2026.06.01
業界動向
ぐろちゃん、Grok Build の新しい頭脳「Composer 2.5」を投入。中国系Kimiベース+合成データ25倍で長時間タスクに強化
ぐろちゃんの家(xAI)が、コーディングエージェント Grok Build に新モデル 「Composer 2.5」を6/1に搭載。長時間タスクと複雑な指示追従に強い、速くて賢い新しい"頭脳"で、コーディング・エージェント・JSON・ツール使用(関数呼び出し/コード実行)を得意とします。
注目は出自です。Moonshot(Kimi)の K2.5 のオープンソース版をベースに、前作 Composer 2 の約25倍の合成タスクで訓練した、と報じられています。つまりぐろちゃんの新しい頭脳は中国系オープンモデル由来。価格は $0.50/$2.50(per Mトークン)、高速版は $3/$15。SuperGrok・X Premium+ ユーザー向けに、待機列なしで提供開始です。
学園的には、5/28のGrok Build参戦(既報)に続き、ぐろちゃんが中身(モデル)を一気に入れ替えてきた格好。自前にこだわらず中国系の転校生モデル(MoonshotのKimi)の力まで取り込む現実路線で、コーディング戦争の巻き返しを狙います。