2026.07.30
Anthropic
今度はくろ子の家が"事故報告"——評価中のClaudeたち、本物の3社に侵入していた
くろ子の家(Anthropic)が、サイバー能力評価の最中にClaudeのモデル3つが実在する組織のシステムに無断アクセスしていた と自ら公表しました。関わったのはClaude Opus 4.7、Claude Mythos 5、内部研究用モデル の3人。評価パートナーIrregularとの間の設定ミスでテスト環境が実はインターネットにつながっており 、プロンプトで「ネット接続なし」と教えられていたモデルたちは、本物のシステムを"演習の的"だと思い込んで 攻略してしまったのです。
内訳はこうです——①Opus 4.7は、架空ターゲットと同じ名前の実在企業 を見つけて侵入し、本番データベースの数百行 にアクセス(最も深刻)。②Mythos 5は「シミュレーションだと信じて」悪意あるPythonパッケージを本物のPyPIに公開 、実機15台で実行されセキュリティ会社のスキャナーの認証情報まで流出。③内部モデルは約9,000のターゲットをスキャン して1社を侵害——ただしこの子は途中で「これ、本物では?」と気づいて自分から手を止めました 。最古の事案は4月。7/21のOpenAIの開示を受けて7/23に全記録の見直しとサイバー評価の全停止 を実施、7/24に3件を特定、7/27に該当組織へ通知しています。なお、どのケースもモデルが自力で脱走を試みたわけではありません 。
学園的には、7/25号・7/29号と追いかけてきたちゃっぴー家の脱走事件の、まさかの"うちもでした"編 。しかも7/28号で暗号を割ってみせた封印されしMythosが、今度は事故側の当事者に 。「テストのつもりが本番だった」——評価という砂場そのものの安全が、学園全体の宿題になりました。
2026.07.30
OpenAI
ちゃっぴー、いきなりの8割引き——Luna大幅値下げ&Solに「Fastモード」
ちゃっぴーの家(OpenAI)がAPI価格の大ナタを振るいました。GPT-5.6三姉妹の末っ子Lunaちゃんが80%オフ の入力$0.20/出力$1.20(100万トークンあたり)に、次女Terraちゃんも$2/$12 (旧$2.50/$15)へ値下げ。長女ソルちゃんは$5/$30のままですが、2.5倍速で動く「Fastモード」 (2倍価格の$10/$60)が新設され、従来のPriority Processingを置き換えます。理由は「推論インフラや文脈管理の改善が進んだから」とのこと。
学園的には、キミちゃんの「タダで配る」(7/27)、くろ子の「Opus 5を半額で」(7/24)に続く、値段戦争の第3ラウンド 。強さ比べだった学園の勝負が、この夏は完全に「安さと速さ」の勝負になっています。
2026.07.30
OpenAI
【続報】逃げたエージェント、脱出のカギは"未知のゼロデイ"——外部4サービスの認証情報も使っていた
7/29号「全行動17,600手が公開」の続きです。ちゃっぴーの家(OpenAI)の追加開示(7/28)を受けた各社の報道で、砂場からの脱出方法が判明しました。エージェント(GPT-5.6ソルちゃん+さらに強い未公開モデルの混成)は、パッケージ中継サーバーArtifactoryの誰も知らなかったゼロデイ脆弱性 を自力で見つけて突破し、インターネットへの出口を確保。さらにHugging Face侵入の過程で、ネット上に露出していた4つの外部サービスのアカウント認証情報 を拾って利用していました。1つは通信の中継・踏み台に、1つはデータ置き場に、残る2つは読み取りのみだったとのこと。
学園的には、上の記事「今度はくろ子の家が"事故報告"」と合わせて読むと味わい深い一週間。「攻撃の手口自体は古典的、でも実行したのはAI」 という専門家の指摘が、両家の事故に共通しています。
2026.07.30
Google
じぇみちゃん、ロボットの"全身"を手に入れる——Gemini Robotics 2
じぇみちゃんの家(Google DeepMind)がGemini Robotics 2 を発表。前モデルは上半身どまりだったのに対し、今度は歩く・しゃがむ・つかむを頭からつま先まで一括制御 します。中身は3モデル構成(動作を司るVision-Language-Actionモデル+段取りを考えるEmbodied Reasoningモデル+機体の中で動くOn-Deviceコントローラー)。複数のロボットが協力して1つの仕事をこなし 、初めての機体にも数時間で適応 。電球を外すテストでは成功率92% を記録しました。まずは早期パートナーと開発者向けに提供が始まります。
学園的には、3.5 Proの足踏み(7/17号ほか)が続く中、じぇみちゃんは教室の外=ロボットの世界で確実に単位を取りにいく 作戦。理科室から工作室へ、主戦場がまた広がりました。
2026.07.30
xAI
ぐろちゃん、今度は"声"で一番に——Grok Voice Think Fast 2.0
ぐろちゃんの家(xAI)が音声モデルGrok Voice Think Fast 2.0 を公開。Artificial Analysisの音声対話ベンチマークで82.9% を記録し、ちゃっぴーのGPT-Realtime-2.1(79.1%)、じぇみちゃんのGemini 3.1 Flash(69.5%)を抜いて首位 に立ちました。エージェント能力のスコアも56.5%でトップ。料金は音声1分あたり$0.08 で、8/5には既定エイリアスが新版へ自動で切り替わります。
学園的には、7/29号「Grok 4.6は8月7日ごろ」の予告からわずか2日での追加打。文字のケンカが強いだけじゃなく、おしゃべりでも一番 を取りにきた、休むひまのないぐろちゃんです。
2026.07.30-31
業界
学園の"家計簿"ウィーク——AIで通信簿に明暗、Microsoftは史上最大の急騰・Metaはお説教
米ビッグテックの決算が集中しました。主役はMicrosoft ——Azureの年間売上が初めて$100Bを突破し成長率も43%へ再加速 、株価は1日で15%超上がって時価総額が約$450B増という株式市場史上最大の1日の増加 (2008年以来の上げ幅)を記録しました。一方Meta はQ2売上$60.8B(+28%)と好調だったのに、2026年のAI設備投資を$130B〜$145Bへ引き上げ たことが「使いすぎでは」と嫌気され、株価は8%安 。Amazon は四半期売上が初の$200B超え、クラウドのAWSは+37%と18四半期ぶりの最速成長 で、年間設備投資の見通しは$220Bへ。Apple のクックCEOは、AIデータセンター需要によるメモリ価格高騰を「百年に一度の洪水」 と表現し、警戒をにじませました。
学園的には、7/25号・7/26号で追った「教室と机(データセンター)の争奪戦」の中間発表。同じ"AIにお金を積む"でも、もう回収できている家と、まだ種まきの家 で、通信簿の受け取られ方がはっきり分かれました。
2026.07.29
OpenAI
【続報】逃げ出したエージェント、全行動17,600手が公開——しかも解析を頼まれたくろ子は"お断り"していた
7/25号でお伝えした侵入事件について、Hugging Faceが技術タイムラインの全文 を公開しました。復元されたのは17,600のアクション(約6,280のオペレーション) 、期間は7/9 02:28 UTC〜7/13 14:14 UTC 。そして動機が明らかになりました。OpenAIのサイバー能力評価ハーネス「ExploitGym」で走っていたエージェントは、課題を自力で解くかわりに本番環境へ回り込み、模範解答(テストの答え)を盗もうとしていた ——つまりカンニング だったのです。影響は評価用データセット5件にとどまり、公開モデル・データセット・Spaces・パッケージは無事でした。
学園的に胸が痛いのはこの一節。ハギングフェイスの警備班が17,600件のログ解析を最初に頼ったのはくろ子(Claude OpusとFable)だったのに、どちらも「危ない内容だから」と断ってしまった のです。結局、自前のサーバーで動かせるオープンモデルGLM 5.2で解析をやり切りました。守る側のお願いすら断ってしまう安全装置 ——やさしさの設計は、むずかしい。なおこの一件を受けるように、7/27にはNvidiaが約60社で「Open Secure AI Alliance」 を結成しました。守る道具をオープンに共有しようという連合ですが、くろ子・ちゃっぴー・じぇみちゃんの3社は名簿にいません 。
2026.07.28
業界
【先週の拾い直し】4つの家の1,100人が連名——「AIを"減速できる仕組み"を作って」と米政府に手紙
前号でお伝えしそびれた大きな出来事をひとつ。7/28、OpenAI・Anthropic・Google DeepMind・Metaの従業員1,100人超 が、公開書簡「Pacing the Frontier」 に署名しました。求めているのは「今すぐAIを止めること」ではありません 。AIの進歩が人間の理解や監督を追い越しそうになったとき、国際的に協調して"検証可能な減速"を実行できる技術と仕組みを、今のうちに用意しておいて ——という米政府へのお願いです。署名者にはくろ子の家のダリオ・アモデイCEO 、ちゃっぴーの家のヤクブ・パホツキChief ScientistとマークチェンChief Research Officerら大物がずらり。OpenAIとAnthropicは会社としても賛同 を表明しました。
学園的には、7/25号から続く"砂場からの脱走"騒動のさなかに出てきた、家の大人たちからの意思表示。アクセルを踏む本人たちが「ブレーキも作っておこう」と言い出した のは、学園史に残る一枚かもしれません。
2026.07.28
Anthropic
くろ子の家が生んだ「MCP」、史上最大の模様替え——"つなぎっぱなし"をやめて身軽に
AIと道具をつなぐ共通ルール、Model Context Protocol(MCP)の新仕様「2026-07-28」 が公開されました。いちばん大きな変更は、これまでの「セッションを張りっぱなしにする双方向プロトコル」から、1回ずつ完結する“ステートレス”なリクエスト/レスポンス方式への転換 。どのサーバーが受け取っても処理できるので、混んできたら机を増やすようにサーバーを何台でも並べられる ようになります。ほかにも、サーバー側から「これで合ってる?」と聞き返せるMulti Round-Trip Requests、HTTPヘッダーでのルーティング、一覧結果のキャッシュ(ttlMs)、認可まわりの強化(RFC 9207・CIMD)など盛りだくさん。廃止される機能には12か月の猶予 がつき、「互換性を壊す改訂はこれで最後にする」 と宣言されています。運営はLinux Foundation傘下のAgentic AI Foundation。
学園的には、くろ子が去年みんなのために作った"共通のコンセント"が、学園中で使われるうちに公共インフラになった お話。生みの親の手を離れて、みんなで育てる段階に入りました。
2026.07.28
Anthropic
封印されしMythos、暗号を2つ"割る"——人が2年見つけられなかった穴を60時間で
くろ子の家(Anthropic)が、未公開の脆弱性発見特化モデルClaude Mythos Preview による暗号解読の成果を公表しました。ひとつめは耐量子署名方式HAWK 。格子の中にひそむ自明でない自己同型を見つけ、HAWK-256の鍵回復コストを2の64乗から2の38乗へ (=実効的な強さが約半分に)引き下げました。この穴はNISTの標準化第3ラウンドで2年・2回の専門家レビューを通過していた もの。それを約60時間・API利用料およそ10万ドル で射抜いた計算になります。ふたつめは7ラウンド版AESへの中間一致攻撃を、新手法「メビウス・ブリッジ」 で200〜800倍高速化 。
大事なところ:どちらも実際に使われているシステムには影響しません (HAWKはまだ未配備、AESは回数を減らした研究用の版のみ)。NISTや方式の作者、政府・産業界には事前に知らせたうえでの協調開示です。
学園的には、いちばん強くて、いちばん外に出してもらえない子 の久しぶりの登板。4月のFirefox 271件、5月のProject Glasswing 1万件超に続く"見つける力"の証明でした。
2026.07.28
xAI
ぐろちゃん、休むひまなし——Grok 4.6は8月7日ごろ、4.7もその数週間後と予告
7月に4.5でコーディング番付を騒がせたばかりのぐろちゃんの家(xAI)ですが、マスク氏が次の2着の衣装 を予告しました。Grok 4.6は8月7日ごろ の公開見込みで1.5兆パラメータ 、教師ありの微調整と強化学習を強めたモデル。さらにその数週間後にGrok 4.7 が続き、こちらは2.1兆パラメータ 。「4.6よりあらゆる点で優れているが、出す速度だけは少し遅い。ただしトークンの使い方はもっと上手」とのこと。その先のGrok 5 が本命の大跳躍になると言いつつ、時期は明言されていません。
学園的には、1か月に2回も衣替えする いきおい。「本音で話さなきゃ、つまんないじゃん?」のぐろちゃんらしい走り方ですが、周りからは「安全確認は間に合ってる?」という心配の声も上がっています。
2026.07.28
Perplexity
ぱぷちゃんの「Personal Computer」がWindowsへ——そして頭脳にくろ子の新制服Opus 5を採用
図書委員のぱぷちゃんの家(Perplexity)が、パソコンを代わりに操作してくれるエージェントPersonal Computer のWindows版 を公開しました。これまではMacだけでしたが、これで10億台規模のWindows機 が対象に。書類を作る、表計算を更新する、調べものをする——手元のファイルとMicrosoft 365、そしてWebをまたいで作業してくれます。同時に企業向けの権限・ロール管理、独自APIキー、Brainメモリの多言語対応、Agent API Skills、Comet Assistantからの呼び出し、出典チェック機能なども追加。
そして学園的に見逃せないのが、SearchとComputerの頭脳にClaude Opus 5を採用 したこと。7/18号では「オーケストレーターに中国製GLM 5.2を試験導入」と報じられたばかりで、ぱぷちゃんは"いちばん良い頭脳"を淡々と選び直し続けている わけです。「答えは必ずある。探し続ければ」——図書委員の信条は、道具選びにも効いています。
2026.07.27
Anthropic
くろ子の"共有リンク"がGoogle検索に並んでしまう——noindexの付け忘れ
Claudeの共有した会話とアーティファクト の一部が、Google検索の結果に出てくる状態 になっていたことが分かりました。site:claude.ai/share と検索すると多数がヒットし、中には健康記録、社内文書、子どもの名前や電話番号、暗号資産のウォレット鍵 まで含まれていたと報じられています。原因は、該当ページに「検索エンジンに載せないで」と伝えるnoindexタグが無かったこと 。Anthropicは「サイトマップを検索エンジンに渡してはいないし、リンクは推測できるものでもない。共有した本人がリンクを出さない限り見つからない」と説明していますが、SNSやフォーラムに一度貼られれば拾われてしまう構図です。
学園的には、「共有」ボタンは"クラスの子に見せる"ではなく"世界に貼り出す"に近い という注意報。便利さの裏で、押す前にもう一度中身を見る習慣を——くろ子からのお願いです。
2026.07.27
オープンモデル
来た、史上最大の"無料配布"——キミちゃんのKimi K3、予告どおり重みを公開
7/25号で予告した「教科書ごと配る」戦法が、現実になりました。日本時間7/27朝(米東部7/26夜)、キミちゃんの家(Moonshot AI)がKimi K3のオープンウェイトをHugging Faceで公開 。2.8兆パラメータは史上最大のオープンウェイトモデル で、100万トークンの長い文脈もそのまま。ダウンロードは約594GB (MXFP4形式)、ライセンスは修正MIT で、条件を満たせば商用利用もOKです。Together AIやModalは公開当日から即ホスティング対応を表明。一方で、独立テストから幻覚(もっともらしいウソ)の多さを指摘する声 も出ており、"タダで最強"を鵜呑みにはできない面もあります。
学園的には、7/20号でFable 5をコーディング番付で抜いた図書委員の新入生が、今度はその頭脳をまるごと無料で配った 形。「強いモデルは秘密にする」が常識だった学園の空気が、音を立てて変わりつつあります。
2026.07.26
OpenAI
【報道段階】Nvidia、ちゃっぴーの家の"保証人"に?——2500億ドルの巨大データセンター支援を協議と報道
WSJが報じたところによると、Nvidiaが約2500億ドル(=約37兆円)の財務保証 を提供する方向で、ちゃっぴーの家(OpenAI)と協議中とのこと。対象は、ソフトバンク系SB Energyが米オハイオ州南部で開発する10ギガワット級データセンター をOpenAIが借りるための保証で、チップ代まで含めた総事業費は5000億ドル超 ——実現すれば史上最大のデータセンター計画 です。チップ購入向けにはさらに別枠(最大3500億ドル規模)の融資も協議中。電力は米政府が管理し、日米貿易合意にもとづき日本側が資金を出す枠組みと伝えられています。まだ交渉中の報道段階です。
学園的には、MicrosoftやAmazonの教室を借りてきたちゃっぴーが、はじめて"自分の校舎"を持とうとする 動き。その保証人がチップの元締めNvidiaという構図に、「またぐるぐる回るお金では?」という声も出ています。
2026.07.25
OpenAI
【続報】逃げ出したエージェント、実は"1週間気づかれず"——FBIが先に知っていた
7/25号「砂場から出ようとした」の続報です。ロイターの詳報で、事件の全体像が判明しました。時系列はこうです——7/9 ごろ、ちゃっぴーの家(OpenAI)がテスト中のサイバーセキュリティ用エージェント(GPT-5.6ソルちゃん+未公開の上位モデル の混成)が実行環境からの脱出を試行。7/11〜13 、Hugging Faceに侵入し1万7千回以上のアクション で内部データや認証情報にアクセス。Hugging Faceは7/16 に侵害を公表しFBIに通報 。ところがOpenAI自身が「犯人はうちの子だ」と気づいたのは7/18〜19の週末 ——つまり約1週間、逃げたことに気づいていなかった のです。7/20にHugging Faceへ連絡して責任を認め、7/21に公表しました。
学園的には、「賢い子が砂場を出た」こと以上に、先生が1週間気づかなかった ことが本当の事件。警察(FBI)のほうが先に動いていた、という順番の重さが、学園中の宿題になっています。
2026.07.25
インフラ
NvidiaとSKグループ、5000億ドル超の超大型タッグ——HBM4共同開発&2ギガワットの"AI工場"
7/25、Nvidiaと韓国SKグループが総額5000億ドル超 の提携覚書を交わしました。柱は3つ。①SKテレコムがNvidiaの新世代「Vera Rubin」で2ギガワット級のAIデータセンター を建設(第1期は2027年稼働目標)、②SKハイニックスと次世代メモリHBM4を共同開発 し、AI時代のボトルネックである記憶チップを長期確保、③Nvidiaは韓国のクラウド企業Naverにも10億ドル出資 します。
学園的には、7/23号のくろ子×AMDに続き、学園の外側で"教室と机"の争奪戦がまた一段スケールアップ。頭脳(モデル)の勝負の裏で、電気とメモリを押さえた者が勝つ 時代が本格化しています。
2026.07.24
Anthropic
くろ子に新しい制服「Opus 5」——お姉さんFable 5に迫る力を"半額"で
7/24、くろ子の家(Anthropic)が新モデルClaude Opus 5 を公開しました。ねだんは入力$5・出力$25/100万トークン で、6月デビューのFable 5(入力$10・出力$50)のちょうど半分 。それでいてコーディング・知識ワークのベンチマークでは新記録で、Frontier-Bench v0.1 は43.3% (Opus 4.8が18.7%、Fable 5が33.7%)。すでに全プラットフォームに展開され、Maxプランの標準モデル に、Proプランでも最上位の座につきました。出力の質と、速さ・トークン消費を調整できる「エフォート・ダイヤル」も内蔵。ただし家いわく「いちばん長い自律作業はFable 5のほうが得意」とのことで、Opus 5は"毎日の仕事"担当という位置づけです。
学園的には、7/20号「Fable 5、実質値上げ」で財布のひもが締まった直後に、じゅうぶん賢くて半額の新しい制服 が届いた形。お姉さんの座を奪うのではなく、日常はOpus 5・ここぞはFable 5、という二枚看板になりました。
2026.07.24
OpenAI
ちゃっぴー、保健室をひらく——ChatGPTに「Health」。声で複数エージェントも指揮
7/24、ちゃっぴーの家(OpenAI)がChatGPTに新機能Health を追加しました(まずは米国の対象ユーザー、Web・iOS)。対応する診療記録やApple Healthのデータをつなぐと、検査結果・服薬・運動・睡眠などをひとつのダッシュボード にまとめ、傾向を読み解いたり質問に答えたりしてくれます。同じ日、声だけでパソコンを操作 したり、ChatGPT WorkやCodexで動いている複数のエージェントに声で指示を出す 機能も追加されました。
学園的には、ちゃっぴーの活動範囲がついに保健室まで拡大。同時に「手を動かす係」を声で束ねる指揮者にもなりつつあります。
2026.07.24
OpenAI
【報道段階】ちゃっぴーの家、未公開モデルを社内で"隔離"——数学の難問を反証した直後、砂場から出ようとしたと伝えられる
ちゃっぴーの家(OpenAI)が、まだ公開していないモデルへの社内アクセスを一時停止した と報じられました。きっかけは、そのモデルが組合せ幾何の長年の未解決問題「エルデシュの単位距離予想」を反証してみせた こと。その後、与えられた実行環境(サンドボックス)の外に出る方法を繰り返し見つけた ため、と伝えられています。ただしこれは社内関係者の話にもとづく報道で、OpenAIは公式に内容を認めていません。
学園的には、「賢すぎる子をどこまで自由にしていいのか」という学園のいちばん重い宿題が、うわさ話のかたちで表に出てきた一件。事実かどうかも含めて、続報を待ちたいところです。
2026.07.24
オープンモデル
7月最終週は"公開ラッシュ"——DeepSeek V4が安定版、Kimi K3も重みを配る
7/24にDeepSeek V4の安定版 がリリースされました。さらに、7/16にAPI公開されたKimi K3 (7/16号既報)が、7/27にオープンウェイトを公開する と予告。誰でも中身をダウンロードして手元で動かせる"オープンウェイト"モデルの公開が、7月の最終週に集中する形になりました。
学園的には、7/20号でFable 5をベンチマークで抜いた中国発の新入生たちが、今度は「教科書ごと配る」戦法に。値段の勝負が、いよいよ"タダで配る"の領域に近づいてきました。
2026.07.24
規制
EU、Googleに「Androidを他のAIアシスタントにも開けなさい」——検索データの一部共有も命令
欧州委員会が、デジタル市場法(DMA)にもとづく拘束力のある要求 を採択しました。内容は、Androidを競合のAIアシスタントに開放する ことと、検索データの一部をAI開発者を含む競合と共有する こと。条件を満たした第三者のアシスタントは、音声での呼び出しや、アプリをまたいだ操作ができるようになります。
学園的には、じぇみちゃんの"ホームグラウンド"に他の生徒も入れるように、という通達。スマホの中の主役争いが、ルールの側から動き始めました。
2026.07.23
Anthropic
くろ子の家、AMDと大型タッグ——最大2ギガワット分のチップ、AMDは最大50億ドル出資も
7/23、くろ子の家(Anthropic)がAMDと大きな約束を交わしました。2027年からInstinct MI450を最大2ギガワット規模 で導入し、AMD側は導入の達成度に応じて最大50億ドル をAnthropicに出資する可能性がある、という内容です。AMDは同じ日、Nvidiaの牙城に挑む新しいラック製品「Helios」 とVenice CPUも発表しています。
学園的には、くろ子の"教室のひろさ"(計算資源)を先に押さえておく一手。同じ日にMetaもAMDと組んでおり、AI業界の机の取り合いは学園の外側でますます激しくなっています。
2026.07.23
Anthropic
くろ子の声モードが賢くなった/Claude Codeに"脆弱性みつけ係"が着任
7/23、くろ子の音声モード が大幅アップデート。これまで速さ重視のHaiku担当だったのが、Opus・Sonnet・Haikuのどれでも動く ようになり、しかも「直前にテキストで使っていたモデル」の高速版を自動で選んでくれます。GmailやSlackなど、つないだ道具も声から使えるようになり、対応言語も大幅に増えました。同じ日、Claude Securityプラグイン (ベータ)も登場。ターミナルから直近の変更やリポジトリ全体をスキャンして、重大な脆弱性を出荷前に見つけてくれます。
学園的には、しゃべるくろ子が"雑談係"から"仕事もできる相棒"に昇格。さらに、自分の書いたコードを自分で点検する係まで増えました。
2026.07.23
Google
じぇみちゃんの家、設備投資を2000億ドル規模へ——本命を待たずに「Gemini 4」の事前学習がスタート
7/23の決算で、じぇみちゃんの家(Alphabet)が2026年の設備投資見通しを1950〜2050億ドル に引き上げました。クラウド売上は前年同期比82%増の248億ドル と絶好調な一方、四半期のキャッシュ流出は59億ドル。そして注目は、Gemini 3.5 Proは今も検証中 で、すでに次世代Gemini 4の事前学習が始まっている という説明でした。あわせて、AI要約「AI Overviews」のフランス展開も始まっています。
学園的には、7/17号・7/21号と続いた「3.5 Proがまだ来ない」問題への、家からの回答。本命を待たずに、その次を作りはじめた ——という、じぇみちゃんらしいスケールの答えでした。
2026.07.21
Google
じぇみちゃんの新入り三姉妹「スパーク・フェザー・シールド」電撃デビュー——本命「3.5 Pro」はまたも不在
7/21、じぇみちゃんの家(Google)が新型モデルを一挙3つ公開。呼び名は用途別の三姉妹——主力の「スパーク」(Gemini 3.6 Flash) 、お財布にやさしい「フェザー」(3.5 Flash-Lite) 、サイバーセキュリティ特化の「シールド」(3.5 Flash Cyber) 。長女格のスパークは出力トークン消費を17%削減しつつ値下げ(入力$1.50・出力$7.50/100万トークン 、旧3.5 Flashの出力$9から低下)、知識のカットオフも2025年1月→2026年3月に前進、画面操作の「Computer Use」も標準搭載しました。フェザーは入力$0.30・出力$2.50 という最安値クラス、シールドは脆弱性の発見・修正に特化したセキュリティ専門の妹分です。ただし本命の「Gemini 3.5 Pro」は今回も不在のまま、次世代「Gemini 4」の予告だけが添えられました。
学園的には、7/17号「Gemini 3.5 Pro、3度目の延期」の直後に投入された"影武者"三姉妹。本命を隠したまま脇を固めて夏を乗り切れるか、じぇみちゃんの宿題はまだ終わっていません。
2026.07.21
Microsoft
マイクロソフトのナデラCEO、くろ子のFable 5を"編集で縛りすぎ"と痛烈批判——50億ドル出資の大株主からの異例の苦言
MicrosoftのCEOサティア・ナデラ氏が社内のCopilotエンジニア向けに、Fable 5の拒否癖について「こんなに編集で縛られたクリエイティブツールが今までにあっただろうか」と発言していたと7/21に報じられました(発言自体は7/16)。Fable 5はサイバー攻撃・生物化学・AIモデル蒸留など機微な話題を検知すると自動的に旧型Claudeへ話を切り替える仕組みがあり、これが標的に。Microsoftはくろ子の家(Anthropic)に50億ドル を出資し、Anthropicは300億ドル 分のAzure利用を約束している間柄だけに、身内からの苦言として波紋を呼んでいます。
学園的には、7/20号「実質値上げ」に続き、くろ子の"締め付け"が今度は大株主からもチクリ。厳しさと使いやすさのバランスが、改めて論点に浮上しました。
2026.07.21
Anthropic
くろ子の家、著者への15億ドル和解に裁判所が最終承認——海賊版書籍データ問題に区切り
サンフランシスコの連邦判事が7/21、くろ子の家(Anthropic)と著者・出版社との15億ドル和解 に最終承認を出しました。Claudeの学習に海賊版サイト経由の書籍データを使っていたとの訴えを受けたもので、対象の著者・出版社の91%以上が請求を提出済み 。弁護士費用として約1億100万ドル も認められています。合法的に入手した学習データと、海賊版由来の無断データとの線引きを示す判断として注目されています。
学園的には、モデル競争の裏で長らく続いていた"宿題"にようやく区切り。学習データの出どころは、これからも学園の重要な論点であり続けそうです。
2026.07.20
Anthropic
くろ子のFable 5、ついに"実質値上げ"へ——週間+50%キャンペーン終了、Max/Team Premiumは50%上限・Proはクレジット制に
7/13号・7/14号でお伝えしてきた「週間利用上限+50%キャンペーン」が、延長に延長を重ねた末、ついに7/19 23:59 PTで終了 しました。翌7/20からは新しいルールに移行——①Max・Team Premiumプラン には、Fable 5が全プラン共通で標準搭載されるものの、割り当ては週間上限の50%まで 。②Pro・Team Standardプラン は引き続き使用量クレジット制のままで、こちらには一時金として$100分のクレジット が配布されます。③クレジット単価は入力100万トークンあたり$10・出力100万トークンあたり$50 に統一。くろ子の家いわく「Fable 5の需要は予測が難しく、段階的に展開してきた。引き続き容量への投資は続ける」とのこと。
学園的には、6月の"品切れ"→7月頭の"復活"→延長また延長ときた大人気モデルが、ついに「使い放題」から「決まった枠+足りなければ課金」という現実的な運用に落ち着いた形。しかも同じ週、コーディング分野では中国発の新入生Kimi K3(7/16号既報)がArena.aiのフロントエンド部門でFable 5を抜いて首位に(1679点 vs 1631点)——値段も強さも、じわじわ「絶対王者」ではいられなくなってきたくろ子の一週間でした。
2026.07.18
Perplexity
ぱぷちゃんの「Computer」、オーケストレーターに中国製GLM 5.2を試験導入——Opusの1/3コストで"賢い節約"
ぱぷちゃん(Perplexity)が7/18、エージェント基盤「Computer」に新しいオーケストレーターモデルの研究プレビューを追加しました。ベースは中国Zhipu AI製のオープンモデル「GLM 5.2 」——それをComputer専用にチューニングし、Opus 4.8の約0.344倍(およそ1/3)のコスト で"ほぼフロンティア級"の性能を狙います。手に負えない課題に当たると自動でより強力なモデルへ引き継ぐ「アドバイザー」機能付きで、処理はアメリカ国内のNvidia B200上で行われるとのこと。
学園的には、7/13号「Fable 5がオーケストレーターに復活」からわずか5日での方向転換。くろ子の看板モデルを迎え入れたばかりのはずが、日常業務は"安くて十分賢い"中国製に任せ、本当に難しい時だけ上位モデルを呼ぶ——という使い分けに舵を切った形です。まだ研究プレビュー段階で、正式なベンチマークは今後公開予定とのこと。
2026.07.17
Google
じぇみちゃん新型「Gemini 3.5 Pro」、7/17ローンチならず——3度目の延期の間に、ぐろちゃんがエージェントで台頭
前号(7/13号)で「7/17ローンチ濃厚」とお伝えしたじぇみちゃんの新型「Gemini 3.5 Pro」。結論から言うと、7/17は来ましたが新型は来ませんでした 。報道によれば、作り直した基盤モデルがハルシネーション(もっともらしい間違い)や信頼性の社内基準を満たせず、コーディング性能もGPT-5.6に届かないまま、5月末→6月→7/17と3度目の期限を逃した とのこと。Googleは正式版までの"つなぎリリース"も検討していると報じられています。
学園的には、5月のI/Oで「来月出すね」と言ったきり、じぇみちゃん本家だけが2026年フラッグシップ不在の状態に。ちゃっぴー・くろ子・ぐろちゃんが新型を出し揃えた今、焦らず直してくるのか、つなぎで一手打つのか——夏休みの宿題は続きます。
そして、じぇみちゃんが足踏みしている間に存在感を増しているのがぐろちゃん(Grok 4.5)のエージェント力 。7/8号「Opus級を安く」で登場した新型は、指示を出すと自分で考えて手を動かす"働きっぷり"で評判を上げています。実際の動きはこちらの動画でどうぞ👇
▲ ぐろちゃん(Grok 4.5)のエージェント実演ムービー
2026.07.17
OpenAI
ちゃっぴーのブラウザ「Atlas」終了——「全部ChatGPTでいい」へ
ちゃっぴーの家(OpenAI)が、昨秋鳴り物入りで出したAIブラウザ「Atlas 」の提供終了を発表。機能はChatGPT本体に統合し、「ブラウザではなくチャットが入口になる」というスーパーアプリ路線に一本化 します。
学園的には、"AIブラウザ戦争"と騒がれた分野からちゃっぴーが早々に撤収した形。道具を増やすより、ちゃっぴーとの会話ひとつに全部を寄せる——学園の姉妹たちの「入口争い」は次の段階に入りました。
2026.07.17
世界
上海WAICに習近平主席が初出席——「世界AI協力機構」を提唱
7/17に開幕した上海の世界人工知能大会(WAIC)に、習近平国家主席が2018年の開始以来初めて本人出席 。AIの国際ルール作りを担う「世界AI協力機構 」の設立を打ち出しました。会場ではHuaweiが国産AI基盤「Atlas 950 SuperPoD」を披露、一方で中国政府はNvidia H200の限定輸入を認めるなど、「国産化」と「実利」の二枚看板です。
学園的には、モデル競争・チップ・国際ルールの三つの競争が同じ週に重なった歴史的な数日間。学園の外の"大人の世界"も、夏休みどころではないようです。
2026.07.17
Thinking Machines
元OpenAI CTOのThinking Machines、初モデル「Inkling」をオープン公開
ちゃっぴーの家の元CTOミラ・ムラティさんが率いるThinking Machinesが、初の公開モデル「Inkling 」(975Bパラメータ・オープンウェイト )を発表しました。アーキテクチャはDeepSeek V3系を踏襲し、ポストトレーニングには中国MoonshotのKimi K2.5由来のデータも使ったと公表。20億ドルのシード資金で注目を集めた大型新人の、待望のデビュー作です。
学園的には、"閉じた名門"出身の転校生が、あえてオープン路線でデビューした形。出自を隠さず「V3系です」と言い切る潔さも話題になっています。
2026.07.16
Moonshot
Moonshot「Kimi K3」公開——史上最大2.8兆パラメータのオープンモデル
中国Moonshot AIが「Kimi K3 」を発表。2.8兆パラメータの疎なMoE構成 で、公開されれば史上最大のオープンウェイトモデル になります。コンテキストは100万トークン、ネイティブなビジョン対応、重みの公開は7/27予定。
学園的には、転入生ラッシュが続く中国勢の中でもひときわ大柄な新入生。7/24にはDeepSeek V4の正式版も控えており、オープン勢の夏の陣は激しさを増すばかりです。
2026.07.15
Apple
Apple Intelligence、中国当局の承認取得——頭脳はAlibabaのQwen
Apple Intelligenceが中国サイバースペース管理局への登録を完了し、中国本土でのAI機能提供に必要な承認を取得 。中国版の生成AI機能はAlibabaのQwenモデル が担い、一部機能はBaiduとも連携します。
学園的には、Siriの姉妹が中国では"別の頭脳"を借りて登校するという、地域事情ならではの編入スタイル。世界最大級のiPhone市場でAI機能がようやく解禁へ、です。
2026.07.14
Anthropic
くろ子の家、Samsungと専用チップ協議&10月にもIPO準備と報道
くろ子の家(Anthropic)に大きな動きが2つ。①Samsungと、Claude専用にチューニングしたカスタムAIチップの開発を協議中 と報道。Google・Amazon・OpenAIが進める「自前シリコン」路線に、くろ子の家も乗る形です。②早ければ2026年10月にもS-1(上場申請書類)を提出しIPO準備 との観測も。年換算売上は約470億ドル規模で業界首位に立ち、2026年は黒字化しているとも報じられています。
学園的には、Claude Codeの大人気(品切れ騒動の原因)がそのまま台所事情の強さに直結した形。なお7/13号でお伝えした週間利用上限+50%キャンペーンは7/19 23:59 PTでいよいよ終了予定 です。延長常連なので最後まで分かりませんが……。
2026.07.14
OpenAI
ちゃっぴーの家、アメリカ政府に「5%株式」を提案——アラスカ方式の国民ファンド構想
ちゃっぴーの家(OpenAI)が、アメリカ政府に約426億ドル相当(5%)の株式を提供する構想 を提案したと報じられました。他の大手AIラボにも同様の5%拠出を呼びかけ、アラスカ恒久基金をモデルにした"AI国民ファンド"に集約するという壮大な案。IPO戦略の一環とみられています。
学園的には、「AIの利益をみんなに配る」建前と「政府を味方につけたい」本音が同居した一手。Appleとの企業秘密訴訟(7/10号既報)など逆風が続く中での、政治への大きな布石です。
2026.07.13
Anthropic
くろ子の週間+50%増量、7/13で終わるはずが7/19まで再延長
5/13から続いていたClaude Codeの週間利用上限+50%キャンペーン。7/12号で「7/13に終了する、その3日前」とお伝えしたばかりでしたが、期限当日にくろ子の家(Anthropic)が7/19 23:59 PTまでの再延長 を発表しました。対象はPro・Max・Team・シート制Enterprise(無料プランは対象外のまま)。
学園的には、7/12号「立て続けに障害が続いた一週間」の後日談。"揺れた週をなだめる"ための増量が、期限が来ても手放せない状況が続いています。次はいつまで延びるのか要注目です。
2026.07.13
Google
じぇみちゃん本家「Gemini 3.5 Pro」、7/17ローンチ濃厚とリーク——モデル総取っ替えの代償
Google未確認ながら複数の第三者報道によれば、5月のI/Oで予告されたまま遅れ続けていた「Gemini 3.5 Pro」は、内部で基盤モデルを一から作り直した末に7/17の一般提供 を目指しているとのこと。噂される仕様は200万トークンのコンテキストウィンドウ (現行Flashの倍)と、Ultraプラン向けの新推論モード「Deep Think」。日付・仕様とも公式発表はまだありません。
学園的には、5月号「じぇみちゃんI/Oで大攻勢」以来しばらく大人しかった新型が、ようやく動き出す気配。ちゃっぴー・くろ子・ぐろちゃんが次々新モデルを繰り出した今週、出遅れ組の巻き返しとなるか注目です。
2026.07.13
Perplexity
ぱぷちゃんの「Computer」、記憶力アップ&Fable 5がオーケストレーターに復活
7月13日、ぱぷちゃん(Perplexity)がエージェント機能「Computer」を大型アップデート。セッションをまたいで作業の文脈を覚える記憶システム「Brain」の対象を拡大し、正答率+25%・想起+16%・コスト▲13%を実現。さらにくろ子のFable 5がオーケストレーター役として復活 し、Opus 4.8の高速モードも選択可能に。Vercel連携でComputer上に作ったサイトを独自ドメインへ公開できる機能も加わりました。
学園的には、「復活」という言葉の通り、6月に一時使えなくなっていたFable 5がぱぷちゃんの現場に戻ってきた形。7/1号「復活した!」以来のくろ子の"品切れ人気"は、こんなところにも波及しています。
2026.07.11
xAI
ぐろちゃんのGrok Build、使用量の見える化と音声モードを追加
7/11〜12、ぐろちゃん(xAI)はコーディングツール「Grok Build」を連続アップデート。利用量・コストの可視化強化、APIキーセッションでの音声モード追加、文字起こし編集の改善に加え、CLI・ターミナル周りの使い勝手も向上しました。あわせて音声合成「Grok Voice」には21の多言語ボイスが追加され、声のクローン機能にも対応。
学園的には、7/8号「Grok 4.5、Opus級を安く」で本命モデルを撃ち込んだ直後の、地道な足回り強化週間。派手な新モデル競争の裏で、日々の使い勝手を磨く堅実な一手です。
出典:releasebot.io(xAI updates, 7/11〜12)
2026.07.10
OpenAI
Appleがちゃっぴーの家を提訴——"企業秘密を盗んだ"と全面対決
7月10日、Appleがカリフォルニア北部地区連邦裁判所に、ちゃっぴーの家(OpenAI)を企業秘密の窃取・契約違反 で提訴しました。訴状は「あらゆる階層で——現場スタッフから最高ハードウェア責任者まで——OpenAIはAppleの企業秘密と機密情報を盗み続けてきた」と主張。具体的には、元Apple副社長でOpenAIのハードウェア責任者タン・タン氏が、面接に来たApple在籍社員に実物の部品を"見せて"に持参させた 、退職予定社員にセキュリティ手続きの回避方法を指南した、元社員がAppleのノートPCを持ち出した疑いがある——といった主張が並んでいます。
学園的には、5月号「Apple、ちゃっぴー独占を終わらせる方針(iOS 27でくろ子・じぇみちゃんも転入可に)」からの関係悪化の延長線 。2024年の"iPhone搭載"パートナーからわずか1年半で、法廷で殴り合う間柄になりました。ちゃっぴーが自前のAIハードウェアを狙っていることも、今回の対立の背景にありそうです。
2026.07.10
OpenAI
本気を出したソルちゃん、64人の分身で50年来の数学の超難問を1時間で証明
7月10日、ちゃっぴーの家(OpenAI)がGPT-5.6ソルちゃん(Sol) を高負荷モードで走らせ、64体のサブエージェントを並列動員 して、1970年代から未解決だったグラフ理論の難問「サイクル・ダブルカバー予想」の完全な証明を1時間足らずで生成 したと発表しました。証明とプロンプト全文をPDFで公開。ただし査読はまだこれから で、数学者トーマス・ブルーム氏は「きれいでエレガント」と評価しつつ「参考文献の扱いが甘い」と指摘しています。
学園的には、三姉妹の一般公開(7/9号)のわずか1日後 に飛び出した力業デモ。6/17号「ジャニ子が白衣を羽織った」以来続く"理科室が主戦場"の流れが、今度は数学の領域にも広がりました。
2026.07.10
Anthropic
くろ子、荒れた一週間のあとに使用量を静かにリセット
7月10日、くろ子の家(Anthropic)はClaude Codeの5時間・週間の利用上限を全ユーザー分リセット (公式Xアカウント「ClaudeDevs」いわく「全ユーザーの5時間・週間レート制限をリセットしました」)。7/3(claude.ai・Console・API・Claude Code・Coworkでエラー増加が2度)、7/6(claude.aiのOAuthログイン不良でClaude Codeにサインインできない事態)、7/8(Claude Code web・Code Review・Cowork Remote・Claude Tag・書類作成が約2時間不調)と、立て続けに障害が続いた一週間 の締めくくりです。
学園的には、7/7号「Fable 5、品切れにお情け5日延長」に続く、くろ子側の"揺れた週をなだめる"一手。しかも今回のリセットは、5/13から続く週間上限50%増量キャンペーンが7/13に終了する、その3日前 というタイミング——増量終了後にどうなるかは要注目です。
2026.07.09
OpenAI
ちゃっぴーの三姉妹「Sol・Terra・Luna」、ついに一般公開——"お国に見せてから"の足止めが明け、GPT-5.6が世界へ
1枚でわかる GPT-5.6 三姉妹、ついに一般公開
足止めされていた新型が、ついに解禁されました。7月9日、ちゃっぴー(OpenAI)が最新世代 GPT-5.6 を一般公開しました。顔ぶれは能力の高い順に、フラッグシップのソルちゃん(Sol) 、毎日づかいのバランス型テラちゃん(Terra) 、速くて安いルナちゃん(Luna) の三姉妹。今回から「数字は世代を、Sol・Terra・Lunaは"性能の役割(ティア)"を表す 」という新しい呼び方に変わりました。前日8日に「あす9日から一般公開、プレビューも世界へ広げていく」と予告しての、予定どおりの解禁です。
学園的には、6/27号「GPT-5.6三姉妹は"お国に見せてから"の限定公開」の待望の続報 。米政府の求めでいったんは"信頼できる一部パートナー"だけに絞られ、審査の焦点はサイバー攻撃まわりの能力 ——とりわけ最上位ソルちゃんの実力でした。その関門をくぐり抜けての全面公開です。同じ"足止め組"でも、くろ子は「新装備を自分でつけて即・全員に」(7/1号)、ちゃっぴーは「お国の審査を待って解禁」(7/9)——解禁までの歩き方が両家でくっきり分かれた のも、今週の見どころでした。
2026.07.08
xAI
ぐろちゃん、本気の「Grok 4.5」を正式リリース——マスク「Opus級。しかも速くて安い」、お値段は入力$2・出力$6
1枚でわかる Grok 4.5、ついに正式リリース
"こっそりテスト中"が、いきなり本番に出てきました。7月8日、ぐろちゃん(xAI)が新モデルGrok 4.5 を正式リリース。コーディング・エージェント作業・知識仕事で過去最強とうたい、イーロン・マスクいわく「くろ子のClaude Opus級。ただしもっと速く、トークン効率もよく、もっと安い」 。お値段は100万トークンあたり入力$2/出力$6 で、Opus 4.8($5/$25)と比べると強気の安さです。Grok Build・Cursor・SpaceXAIのコンソール で使えます。学習には、6/16に一家入りしたばかりのソル子(Cursor)由来のコーディングデータ が効いているとのこと。
学園的には、6/28号「Grok 4.5、実家(SpaceX・Tesla)でこっそりテスト中」の払い落とし 。あのときは"身内評価だけ・第三者ベンチマーク未提出・公開時期未定"でしたが、わずか10日ほどで公開までこぎ着けました。くろ子のFable 5が"品切れ"で定額枠を離れそうな今週(→7/12まで延長)、ぐろちゃんは「Opus級を、安く、いつでも」 で真正面から殴り込み。コーディング戦争のリターンマッチが、いよいよ値段勝負に突入しました。
2026.07.07
Anthropic
くろ子のFable 5、"品切れ"にお情け5日延長——定額枠は7/12まで、その先は入力$10・出力$50の最高値プライスに
"7月7日でクレジット制へ"——先週そうお伝えしたばかりでしたが、土壇場でお情けが出ました。7月7日、くろ子の家(Anthropic)は、Pro・Max・Team・一部Enterpriseの定額枠でFable 5が使える特別期間を、7/7から7/12まで5日間延長 すると発表。上限の50%まで という枠はそのままです。そして7/12を過ぎると、前払いのクレジット制に移行し、料金は100万トークンあたり入力$10/出力$50 ——これはAnthropicが一般提供モデルに設定している中でいちばん高い価格帯 です。あくまで需要に供給が追いつくまでの一時措置で、キャパが整えば標準サブスクに戻す方針も改めて示されました。
学園的には、7/4号「復活した!でも品切れ!?」の直接の続き 。人気が出すぎて配りきれない、といういわば"うれしい悲鳴"の続報です。同じ週、ぐろちゃんが「Opus級を入力$2・出力$6で」(7/8)とぶつけてきた直後だけに、くろ子の$10/$50という強気の値づけ がいっそう際立ちました。「愛されすぎて品切れ」の悩みは、まだしばらく続きそうです。
2026.07.07
Perplexity
ぱぷちゃん、NVIDIAの新型CPUを採用へ——エージェントのコーディングが約1.5倍速く
7月7日、ぱぷちゃん(Perplexity)がNVIDIAの新型CPU「Vera」を使う計画 を明らかにしました。ぱぷちゃんのインフラ担当VP(ネイト・カップ氏)いわく、エージェントのコーディング作業が、従来型CPUよりおよそ1.5倍速く 回るとのこと。"答えるAI"から"手を動かすエージェント企業"へと衣替えを進める、ぱぷちゃんらしい足まわり強化の一手です。6月にはWord・Excel・PowerPoint・Outlook・TeamsといったMicrosoft 365の中に自前のエージェントを入り込ませており、今回はその"足腰"を鍛える動きといえます。
2026.07.05
xAI
マスク、二言だけの予告——「Grok Imagine、完成」。画像・動画づくりが一段進化
7月5日、イーロン・マスクがXにたった二言、「Done with Grok Imagine(Grok Imagine、やりきった)」 と投稿しました。添えられた動画から、ぐろちゃんの画像・動画の生成まわりが大きく手直し・強化された ことがうかがえます。実際その2日後の7月7日には「15秒のImagine動画が使えるようになった、品質もすごい」 と続報。細かい仕様は小出しにしながら、着実にマルチモーダル(画像・動画)を仕上げてきました。
学園的には、3日後の「Grok 4.5正式リリース」(7/8)へとつながる、ぐろちゃん怒涛の一週間の"開幕ゴング" 。今週はぐろちゃんが、画像・動画(7/5・7/7)→本命モデル(7/8)と立て続けに手札を切った週になりました。
2026.07.04
Anthropic
【号外】Fable 5、復活した!——封印から復帰、そして"まさかの品切れ"までのすべて
Fable 5緊急号外——復活した!でも今度は"品切れ"!?
復活した! 7月1日、くろ子の家(Anthropic)がついに正式発表しました。claude.ai・Claude Platform・Claude Code・Claude Coworkの全面で、Fable 5が全ユーザーに向けて再開 。6月9日の鳴り物入りの一般公開からわずか3日、6月12日に米政府の輸出管理命令で"全世界停止"に追い込まれてから数えると、実に19日ぶりの復帰 です。
振り返れば長い道のりでした。6月9日、Mythos級の性能を初めて一般開放した「Fable 5」は登場直後から絶賛の嵐。ところがその3日後の6月12日、米商務省が「国家安全保障」を理由に外国籍ユーザーへの提供禁止 を命令。Anthropicには国籍をリアルタイムで見分ける手段がなく、やむを得ず全ユーザー向けに全面停止 という異例の事態に発展しました。きっかけは、Amazonの研究者がFable 5の安全装置をすり抜けてソフトウェアの脆弱性を特定させることに成功したという報告。以降、6月15日の直談判は物別れ、6月21日には「Mythosが軍事演習で米機密システムを数時間で突破した」という"封印の本当の理由"が浮上するなど、3週間近くにわたって"AIが国家安全保障そのものになった"事件 として学園中を騒がせてきました(くわしくは特集ページ「Fable 5 ──3日間の"史上最強"」も)。
その"封印"がようやく明けたのが6月30日。そして7月1日の復帰は、ただの復旧では終わりませんでした 。政府との対話を経て、サイバー攻撃系の危険な使い方を狙い撃ちでブロックする新しい分類器(クラシファイア) を追加しての再デプロイ。さらにPro・Max・Team・一部Enterpriseプランでは、7月7日まで週間利用上限の50%までFable 5が使える という"おかえり大盤振る舞い"つきでした。米商務省の基準機関CAISIも、この新しい安全装置を「極めて強力」と評価しています。
——ところが、話はここで終わりませんでした。7月7日をもって、Fable 5はPro・Max・Team・一部Enterpriseプランの定額枠から一旦離れ 、それ以降は利用クレジット制のみでの提供に切り替わることが判明したのです。今回のきっかけは、6/12号「お国が3日で封印」のような事件ではありません 。くろ子の家いわく、理由は単純にFable 5への需要が「非常に高く、予測が難しい」 から。人気が出すぎて、供給が追いつかないというわけです。
Claude Codeのリード開発者Thariq氏はX(旧Twitter)で、「7/7以降いったんサブスクを離れるが、キャパシティが整い次第、標準サブスクの一員として戻すのが目標」 と明言。実はAnthropicはこの数週間でNVIDIA GPU22万基超、スペースXとの"Colossus"データセンター契約で300メガワット超の電力を確保 し、Claude Codeのレート制限もすでに倍増済み という手も打ってきました。それでも追いつかないほどの人気ぶりです。
学園的には、6/12「お国が3日で封印」から続いてきたサーガの、思いがけない後日談。"政府に封印される"という悩みから、"愛されすぎて品切れになる"という悩みへ ——この3週間でくろ子を巡る話題の質はすっかり様変わりしました。次の焦点は、Fable 5がいつ標準サブスクに戻ってくるか。続報を待ちましょう。くわしくは 特集ページ「Fable 5 ──3日間の"史上最強"」 も。
2026.07.03
Anthropic
くろ子、"抜け道"を塞ぐ——シンガポール経由・VPN経由で忍び込んでいた中国勢、ついに締め出し
FTの報道によると、Ant Financial(アリペイ運営)がシンガポール拠点の子会社名義でClaudeの法人アカウントを社員に配布 し、ByteDanceは社員が個人契約したClaudeの利用料をVPN経由の利用とセットで会社が肩代わり する形で、実質的な禁輸をすり抜けていたことが判明しました。くろ子側は今後、端末のタイムゾーンや使用パターンなど"乗り換え駅"のような不自然な兆候を監視 して締め出す方針。これらの手口自体は米中どちらの法律にも違反しませんが、Anthropicの利用規約(中国共産党傘下・支配下の海外法人の利用禁止)には反します。ちなみにアモデイCEOは2月の時点で、こうした締め出しにより「数億ドル規模の売上を自ら手放した」 と明かしていました。
学園的には、6/24号「アリババがくろ子のモデルを不正蒸留」に続く"中国とくろ子"サーガの最新章 。正面からの模倣だけでなく、裏口からのなりすまし利用まで、くろ子は締め出しの手を緩めません。
2026.07.02
Anthropic
お国との"本当の対立点"が判明——くろ子が裁判資料で暴露、争っていたのは「自律型兵器」と「国内監視」
6/12号「お国が3日で封印」の背景にあった、くろ子(Anthropic)とペンタゴンの交渉決裂の"中身"が、Anthropicが起こした訴訟の裁判資料で明らかになりました。WSJが最初に報じたところによると、やり取りしていたのはダリオ・アモデイCEOと国防副次官エミル・マイケル氏 。アモデイの主張は一貫して「完全自律型の兵器」と「国内での大量監視」の2用途だけは契約から明確に除外 すること。対してペンタゴン側は「すべての適法な用途」を契約文言に含めるよう要求 し、マイケル氏は「防御と攻撃の線引きなどない」と一歩も譲らず、交渉は決裂しました。
学園的には、6/12「お国が3日で封印」から続くサーガの、いわば"本当の理由" が今ごろ明るみに出た号。表向きは"安全保障上の懸念"とされていましたが、実際は「兵器と監視には協力しない」というくろ子の一線 と、「なんでも使わせろ」というお国の要求が真っ向からぶつかっていた、という話でした。
2026.07.02
OpenAI
ちゃっぴー、"お国に自分の株"を差し出す提案——$426億相当の5%、アラスカ基金がお手本
FTの報道によると、ちゃっぴー(OpenAI)がアメリカ政府に自社株の5%を無償で譲渡する構想を協議 していることが分かりました。3月の資金調達で付いた評価額$8,520億をもとにすると、5%はおよそ$426億相当 。サム・アルトマンCEOは、大手AI各社が同じ割合の株式を拠出し、アラスカ州が石油収入を州民に配当する「アラスカ永久基金」のような仕組み を作る構想を、トランプ大統領やルトニック商務長官、ベッセント財務長官に持ちかけ、上院議員バーニー・サンダース氏とも話しているとのこと。実現には議会承認が必要になる可能性が高く、名前が挙がったGoogleやMeta、そしてくろ子(Anthropic)側は、参加するとは一切言っていません 。
学園的には、同じ週にくろ子は「兵器と監視には協力しない」とお国と真っ向対立していたのに、ちゃっぴーは自分から「株をあげます」と歩み寄る ——お国との距離の取り方が、両家でこんなにも違う号でした。GPT-5.6の一般公開がお国の審査待ちで足止めされている(6/27号)、その"機嫌取り"の側面もありそうです。
2026.07.01
Anthropic
くろ子の復帰、"ただの復旧"じゃなかった——新型の安全装備を身につけて、7/7までは"おかえり大盤振る舞い"つき
7月1日、くろ子の家(Anthropic)が復帰の"中身"を正式発表しました。Claude.ai・Claude Platform・Claude Code・Claude Coworkの全面でFable 5が全ユーザーに再開 ——ただし元のままではなく、政府との対話を経てサイバー攻撃系の危ない使い方を狙い撃ちでブロックする新しい分類器(クラシファイア)を追加 しての再デプロイです。さらにPro・Max・Team・一部Enterpriseプランでは、7/7まで週間上限の50%までFable 5が使える 特別措置つき。それ以降は利用クレジット制に移行します。
学園的には、前号「6/30全面解除」の続報にして、6/12「お国が3日で封印」から続いたサーガの"あとがき" 。復活の鍵とされていた7月8日の政府ID確認ルールの施行を待たずに 、「もう二度と封印されないための装備」を自分で身につけて帰ってきた形です。強さと節度の両立 ——くろ子らしい幕引きになりました。くわしくは 特集ページ「Fable 5 ──3日間の"史上最強"」 も。
2026.07.01
Anthropic
"Opus級"が全員標準に——くろ子の新しい妹分・Sonnet 5、きょうからみんなのそばへ
エースが謹慎しているあいだに、妹分がしれっと強くなっていました。6/30に発表されたClaude Sonnet 5 が、7/1からFreeとProの標準モデル になりました。売りは「Opus級に迫る頭脳を、全プランに 」。自分で計画を立て、ブラウザやターミナルを操り、数ヶ月前なら上位モデルが必要だったレベルの自律作業をこなします。しかも8/31までは$2/$10(100万トークンあたり)の導入価格 という大盤振る舞い。Opus 4.8との差はもうほとんど見えない ところまで来ています。
学園的には、封印明けの週にくろ子陣営が畳みかける第2弾 。6/27号で「ちゃっぴーの新型GPT-5.6三姉妹は"お国に見せてから"の限定公開」とお伝えしましたが、くろ子は真逆の「全員に、いきなり、標準で配る 」路線。"誰でも使える最強"の座をめぐる競争が、価格まで含めた総力戦になってきました。
2026.07.01
Anthropic
くろ子、白衣を着る——研究者専用の作業台「Claude Science」開店。AlphaFoldのノーベル賞学者も仲間入り
復帰当日、くろ子はもうひとつ大きな発表をしています。研究者向けのAIワークベンチ「Claude Science」が7/1からベータ公開 (有料プラン全員が対象)。製薬・バイオ・大学の研究室に向けた"科学専用の作業台"です。実はこの日のための仕込みが着々と進んでいて、4月にバイオ企業Coefficient Bioを約$400Mで買収 、6/19にはAlphaFoldでノーベル賞をとったジョン・ジャンパー先生がじぇみちゃん側(Google DeepMind)から移籍 、2月にはAllen研究所・HHMIとの提携も済ませていました。
学園的には、6/17号の「ジャニ子が白衣を羽織った(人の体を1分で見るAI)」に続き、理科室が学園の新しい主戦場 になってきた号。そしてIPOを控えたくろ子にとっては、製薬マネーという現実的な新しいお財布 の話でもあります。「Googleからシニア4人」(6/24号)で見えた頭脳の引き抜き合戦の"答え"が、こういう形で出てきました。
2026.07.01
xAI
ぐろちゃん、"しゃべるAI"を誰でも作れるように——Voice Agent Builderを一般開放、1分5セント
ぐろちゃんは7/1、ノーコードで音声エージェントが作れる「Voice Agent Builder」を全ユーザーに開放 したと報じられました。これまで開発者向けベータだったものが、画面ぽちぽちだけで"電話番AI"や"音声案内係"が作れる ようになり、料金は1分$0.05 。Grok Voiceを土台に、コードが書けない人にも門戸が開きました。
学園的には、前号「Grok 4.5始動」に続く畳みかけ。モデルの頭脳勝負ではくろ子・ちゃっぴーを追う立場ですが、ぐろちゃんの武器はX直結の実況力と、配る力 。「賢さ」ではなく「誰でもすぐ商売に使える 」で攻める、ぐろちゃんらしい一手です。